病院の概要

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院長あいさつ

院長 根津 理一郎

西宮市立中央病院のホームページにアクセスしていただき、有難うございます。
 当院は大正10年に西宮町立診療所として開設され、昭和35年に西宮市立中央病院と改称、昭和50年には現在地に移転し、西宮市の中核的総合病院としてその機能を果たしてまいりました。

昨今、医学・医療は急速な進歩を遂げており、地域から求められる課題は年々変遷しておりますが、当院も常に進化を求め、皆さまの期待に応えられるように体制づくりに努めてまいります。具体的には「経営改革プラン」に基づき、次の4点に力を入れてまいります。

第一は急性期医療の充実、特にがん診療の強化です。当院は平成23年2月に兵庫県指定がん診療連携拠点病院に認定されていることから、今後は特に発生頻度の高い5大がん(肺、胃、大腸、肝、乳)や膵がん、前立腺がんを中心として重点的に取り組み、高度医療の提供を充実させたいと考えております。

第二は救急医療の充実です。当院はまず阪神南医療圏における2次救急の体制強化を目指してまいります。 また、西宮市内の1次救急についても、医師会、保健所と密に連携をとり、救急体制を補完する役割を果たしていく考えです。

第三は地域完結型医療への寄与です。これまでにも患者様に切れ目のない医療サービスを提供するため、地域医療連携には積極的に取り組んでまいりましたが、今後はさらに病診連携、病病連携、緩和ケア・看護連携などを強化し、地域の各医療機関と一層親密な交流、連携を図っていきたいと考えております。

第四は災害時の対応です。大規模災害が発生した際には関係機関との協力のもと、医療活動を実施してまいります。また新型インフルエンザのような病原性や毒性の明らかでない広域的呼吸器感染症が発生した場合には、市、医師会、近隣の拠点病院との密な連携のもとに前線基地として活動してまいります。

当院はこのような目標に向けて、経営改革プランのもとに各種の取組を行っておりますが、依然として経営状況は厳しい状況にあり、まだまだ不充分な体制であります。西宮市・阪神南医療圏における公的基幹病院として、市民の皆さまからさらに高く評価されるように、職員一同努力を重ねておりますので、今後とも皆さまのご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。

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